森下ゆたか

市長選2011プレイバック(5)

Date: 2012年1月19日(木)

前回につづき、演説会で森下がお話した内容を一部ご紹介させていただきます。最後のテーマです。

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-市民のいのちを守り、助けるために-
-近隣市町村との信頼関係を-

 

◎休日夜間応急診療所・広域連携(1)
昭和63年より橿原市、高取町、明日香村の3市町村で開始した休日夜間応急診療所。特に近年は、県内各市町村からの利用者も増えてきており、奈良県39市町村のうち30市町村の方々が利用されている状況。道路交通網が整備され非常に便利になったこと、また県立医大病院の存在がその要因として挙げられる。今後、京奈和自動車道等の道路整備の完成により、より多くの方がこの橿原市に集まってくる可能性がある。この休日夜間診療所は、橿原市が費用を負担してきたが、他市町村からの利用者の増加により、利用に応じて該当市町村に負担金をお願いしている。また、この施設はもはや橿原市だけの施設ではなく、奈良県全体の公の施設といえる状況になったこともあり、市長就任後、県にも費用負担のお願いをした。
県立医大を増築する際、外来専門の病棟ができるが、そこにこの休日夜間診療所が入っていくべきではないかという話が出てきている。休日夜間診療所は、家庭では処置できない症状を診察治療する“1次救急”にあたる。この他市町村からの休日夜間診療所利用者の増加は、入院や手術が必要な“2次救急”、生命に危険が及ぶような重症、重篤な患者の治療を行う“3次救急”のある県立医科大学病院が近くにあることが要因として考えられる。つまり、この休日夜間診療所が医大病院に入ることにより、皆さまの安心感が増すこととなるのではないか。
私が医者として医師会に入ったのは約20年前。その当時とは比べ物にならないぐらい、現在の休日夜間診療所は充実している。それがさらに充実する機会が、県立医大の増築のときであると私は思っている。実現すれば、関西地方だけではなく、日本全国どこを探しても負けないくらいの休日夜間診療所ができる。市民はもちろん、他市町村の皆さまのいのちを守るため、これもまた橿原市がリーダーシップをとってやらなければならない「広域連携」のひとつだと考えている。

◎広域連携(2)
観光でも医療でも防災でも、様々な面において他市町村との連携は今後ますます大切になってくる。ひとつの自治体で何もかも完結させられる時代ではなくなってきている。これまでは、自治体間に壁があり、それは非常に超えがたい高い壁であった。市長就任後、その壁をとにかく取り払うよう努めてきた。徐々にではあるが、変わってきていると感じる。
できる能力を備えた所が困っておられる所をお手伝いする、逆にこちらが困ったときには助けていただける、その関係性は非常に大切。頼ったり頼られたり、これは人間関係においてはごく普通のことであるが、自治体間ではそれができていなかった。私たちの世代では、自治体の枠にとらわれることなく、利用していただいたり利用させていただいたりして、互いに協力し合いながら共にひとつの良いものをつくっていきたい。

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市長選2011プレイバック(4)

Date: 2012年1月18日(水)

前回につづき、演説会にて森下がお話した内容をテーマごとに一部ご紹介させていただきます。
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-歴史遺産を伝えます-

 

◎橿原の魅力をより感じていただくために
このまちには橿原神宮や今井町のように、目に見えてその素晴らしさがわかるものもあるが、藤原宮跡は1300年前のものが地下に眠っているため、歩いて大和三山を見て、この場所に都があったということをイメージしていただかないと、その魅力はなかなかわかりにくい。目には見えない魅力をどのように伝えるかということを考える必要がある。
せっかくある国立の藤原宮資料館は、実は観光客の多い土・日が休館で、平日も16時には閉まってしまう。人件費等で市が協力することにより、来年(2012年)の4月から開けていただくこととなった。より多くの皆さまに藤原京のことを深く知っていただき、喜んでいただけるのではないかと思っている。
また、藤原宮資料館までコミュニティバスを走らせるというルートも現在考えているところ。

◎観光における他市町村との連携
 他市町村とは、まず観光を中心に連携をとっていきたいと思っている。橿原市にも観光の目玉となりうる宝物はあるが、その宝物がただそこにあるというだけでは観光客の方には来ていただけない。
やはり「つなげる」というのがキーワードになってくる。例えば、橿原市が持つ宝、明日香村が持つ宝、桜井市、高取町が持つ宝などを上手く観光メニューの中に入れる。西暦600年代のものを見て廻ろうとか、時代の変遷を見て廻ろうとか、メニューのつくり方は色々ある。それは橿原市という枠のなかだけではできない。「かしはらナビプラザ」では、橿原市の事だけではなく、吉野も含めて中南和地域の様々な情報を発信し、観光のメニューづくりもしていただけるようにした。さらなる連携を模索したい。

◎市民の声「景観がよくない。ゴミのポイ捨て、雑草、ペットの糞が多い。」
キレイにすることが一番の解決法。できるだけ草を刈るなどキレイに保つことで、ポイ捨てをする人も減るのではないか。また、我々市民一人ひとりが「観光客の皆さんをおもてなしするまち」という自覚を持つことも必要。「おもてなしをする」ということは、まちをキレイにすることのみならず、たとえば観光客の方に質問をされたときにきちんと答えられる、答えられるようにある程度地元の事を勉強していただくことも市民レベルで必要だと考える。
四条の交差点のところにあるホテル街、あのネオンは、素晴らしい歴史遺産を有すこの橿原市の大交差点の風景にふさわしくないというご意見が多いと思うが、それをどのようにホテル側に提案していくのか。例えば高田バイパスを走っていて車から見えないように看板を下げてほしいとう提案はありだと思っている。上手く話し合いをしながら今後進めていかなくてはならない課題。
この地は世界遺産登録を目指している。世界遺産を持つ地らしく、世界遺産を持つ地の住民らしく、色々なものを守っていかなければならないという事を、市民の皆さんお一人おひとりにも理解していただきたいし、理解していただくための努力を行政としても行っていかなくてはならない。日本の文化を守るまちのひとつとして、訪れる人に誇れるような文化の守り方の形づくりを皆さんと共にしていきたい。

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市長選2011プレイバック(3)

Date: 2012年1月17日(火)

前回につづき、演説会にて森下がお話した内容をテーマごとに一部ご紹介させていただきます。

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-誰もが暮らしやすいまちづくり-


◎かしはらナビプラザ「こども広場」について

親御さんに息抜きをしていただける時間をつくるのも“子育て支援”という点においては非常に大切なこと。こども広場では、お子さんの一時預かりをしている。お子さんを預けている間に買い物に出かけたり、家事をしたり、習い事をしたりしていただける。子育てというのはそれぐらい大変な事だと思っている。こども広場は、特に八木近辺の子育て世代の方に多くご利用いただいている。ここには「親と子のふれあい広場」、また育児の援助を受けたい方と援助を行いたい方双方の橋渡しをし、子育てと就労の両面から支援する「ファミリーサポートセンター」もある。子育てで悩んでおられる事、教育や生活等、子育てにまつわる様々な相談をしていただける良い場所。働きながら子育てをされている皆さんをどれだけサポートできるのか、これは行政にとっての大きな仕事のひとつ。ぜひ、多くの方に利用していただけるようにしたい。
こども広場は大和八木駅のホームと同じ目線に位置している。子ども達がホームへの電車の出入りを見て楽しむことができるようにと、「3階は子ども達が集える場所にしよう」と、実は最初に決めた。駅ホームからも子ども達がにこやかに楽しく遊んでいる姿を見ることができ、大変癒されるというような声もいただいている。

◎放課後児童健全育成事業(学童保育)について
就任中には、小学校の余裕教室を活用した「放課後児童健全育成事業」子ども達を預かる場所、いわゆる学童保育所の整備を徹底的に行った。苦労もあった。「学校の施設は教育のための場所。学童保育というのは福祉の事業。教育をする場所で福祉の事業を展開するのはおかしい。管轄が違う。」ということだった。しかし、これまでの学童保育所は子ども達にとってあまり良い環境とはいえず、なんとか学校の空き教室を利用させてあげてほしいということで、教育委員会にもご協力いただき、時間はかかったが実現できた。公が箱を用意し、民間の方にそこで学童保育をしていただく「公設民営」というスタイルで現在進めている。

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市長選2011プレイバック(2)

Date: 2012年1月16日(月)

前回につづき、昨年の橿原市長選挙を振り返ります。思い描くこれからの橿原の方向性を皆さまと共有する大切な場である演説会。森下がお話した内容をテーマごとに一部ご紹介させていただきます。

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-都市を整備して住みやすいまちづくり-

 

◎県立医大を中心とした新しいまちづくり
 応援に駆けつけてくださった荒井知事より、「橿原市は今後、知的な資源が集まる地として可能性がある」というお話があった。大学が来て県立医科大学付属病院が増築されることにより、おそらく大学だけでも2千人近い学生の方がそこに住むようになる。病院では外来の専門病棟をつくるという話なので外来の患者数も何倍かに増えることとなる。そこで、新たに駅が必要になってくる。それは大和八木駅と橿原神宮前駅との間になるが、多くの方が利用する非常に大きな駅になると考えられる。橿原市として、私はそれを中心とした新しいまちづくりを今後展開していきたい。新しいまちづくりのキーワードは「つなげるということ。
県農業総合センターに大学が集まり、県立医大病院が増築される。橿原公苑(畝傍町)を中心に多くの人がランニングやウォーキング等を通じて健康維持のできる、医大病院を中心とした健康なまちづくりというお話が荒井知事からあった。その流れに橿原市がどのように乗っていくのか。
近くにある市所有の橿原運動公園(雲梯町)。現在、スポーツやレクリエーションを通じて市民の皆さんの健康づくりに貢献しているその運動公園を、私はプロの野球やサッカー等の誘致も含めて、これまで以上の利用ができる形にしたいと考えている。また、県農業総合センターに大学が来るのであれば、学生さんのグラウンドとして市の土地を誘致目的で提供するのもいいと思っている。
南に行くと新沢古墳群(川西町)がある。今度再整備する機会をいただいた。県の構想の事も含めて、私はそれら全てをつなげたい。大学、病院、新駅、運動公園、新塚千塚古墳、これら全てをグルーッと利用できるようにしたい。そんな夢を持っている。

◎市民の声「歩道が狭い。ガタガタで歩くのがこわい。」
歩道は全て整備していきたいという思いを持っている。皆さんの安全のためにも、また、この橿原という地は、車で通り過ぎるのではなくゆっくりと歩いていただくことで魅力がわかる所なので整備していきたい。
ただ、整備に関してはこちらの思いだけでは実現できない。整備へのご協力をいただけないという現実もある。まずは通学路からとご理解を得られるよう努力をしているところ。引き続き努力していきたい。
現在、県と市が一緒になり自転車道を再整備している。たとえば、飛鳥川沿いや神宮の森から飛鳥に向かって、神宮の森から藤原京に向かっての自転車道整備を積極的に進めているところ。

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市長選2011プレイバック(1)

Date: 2012年1月15日(日)

昨年行われた橿原市長選挙を振り返りたいと思います。

10月23日初日。森下ゆたかの応援に多くの方が駆けつけてくださいました。賜った激励のお言葉と森下本人の決意内容を一部ご紹介いたします。

 

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奈良県知事 荒井 正吾様:
森下市長とは奈良県の大変重要な地域である橿原市を県南和の拠点として形成すべく共に努力をしてきた。私は橿原のまちづくりに夢を持っている。
ひとつは、橿原公苑を「スポーツ」と「健康」を中心とした人の集まる場所にするということ。これからまだまだ色んなアイディアが膨らんでいく所でもあり、今後も森下市長と手を携えて発展に努力していきたい。
医大については、教育部門、場合によっては研究部門の一部を奈良県農業総合センター(橿原市四条町)に移し、その跡地に病院を中心としたまちづくりという構想を県は出している。森下市長からも共に良いまちをつくろうとご賛同いただいている。病院を中心としたまちづくりは県全体にとっても大きな意味があり、大改造になる可能性がある。現在、奈良県立大学(奈良市)を時代に合ったものに拡充しようという構想を持っており、奈良県農業総合センター(橿原市四条町)で県立医科大学といっしょにキャンパスをつくるのはどうかと検討しているところ。仮にそうなれば、この農業総合センターには知的資源が集まることとなり、橿原市はその中心となる。
耳成高校跡地の大規模農業農産物直売所も俎上(そじょう)に載せているところ。
つまり、大変大きなプロジェクトが橿原市を中心としていま発展途上にある。私も市民の皆様と力を合わせ、知恵を出して、森下市長とともに橿原市を良くしたいと思っている。

奈良県市長会副会長 御所市長 東川 裕様:
森下さんは非常によく夢を語っておられる方。また、行動がすごく早い。物事を決めるスピードがあっという間で、大変頭のきれる、しかし非常に情に熱い先輩。
橿原市のことを市の中だけで完結させるのではなく、例えば観光を他地域との連携という形で考えたり、医療を奈良県の医療として捉えておられる。非常に幅の広い政策を常に考えておられ、常々尊敬している。
長年奈良県は、北高南低と言われてきた。特に、台風12号で南に大きな被害が出てしまい、より一層中南和という場所が元気を出さないといけない状況のなか、森下さんには市長会の会長として、県下12市のリーダーとしても本当に引っ張っていただいている。

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森下 ゆたか:
この4年間市長として仕事をさせていただくなかで、色んな事がつながり、ふくらんでいき、自分と橿原市が一体化していくのがわかるぐらい、ずっとまちづくりの事を考え、動くようになっていた。そして、実現させたい事がさらに出てきた。
荒井知事からのお話にもあった橿原公苑や大学誘致の事、この近くの橿原運動公園の事、南の新沢千塚古墳群の事。新沢千塚古墳については都市公園化しようと思っている。私はこの一帯を、みんなに集まってもらえる、みんなにもっと利用してもらえる、奈良県立医科大学および医科大学病院を中心とした、楽しんで健康になってもらえるエリアにできないかなと思っており、知事とも色々なお話をさせていただいている。
また、近隣市町村の皆さんと共に色んな事にチャレンジさせていただきたいとも思っている。新しいものをひとつの自治体で一からつくるのは大変だが、できる自治体にお願いをすることで実現できることがある。基礎自治体の首長である我々が責任感をもって、住民の皆さんのためになる取り組みを自治体間の助け合いによって行っていくことが、これからの我々の大きな仕事。そして、その中心に橿原市がいるということを私自身自覚をし、より強い責任感をもってこれからも仕事に励んでいきたい。
私はこのまちを大きな大きな夢のもてるまちにしたい。そして、このまちから夢を発信できる橿原にしたい。皆さまからの私への思いや期待があればあるほど私は頑張れるので、どうか皆さまのまちへの思いを私にぶつけていただきたい。

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多くの方からエールをいただき、元気いっぱいにスタートをきりました。

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森下市長 テレビ出演のお知らせ

Date: 2012年1月11日(水)

森下ゆたかネットワーク事務局より

●○森下ゆたか市長 テレビ出演のお知らせ○●

 この度、森下ゆたか市長がテレビ出演されることとなりましたので、お知らせいたします。

◎日時 :平成24年1月12日(木)18:00~
◎放送局:奈良テレビ放送
◎番組名:ゆうドキッ!

 橿原市長として、また奈良県市長会の会長として番組内でインタビューを受けられます。ぜひご覧ください。

 

森下ゆたかネットワーク事務局 <Tel>0744-28-7737 <Fax>0744-28-7757 <E-mail>mori-mori@car.ocn.ne.jp

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