市長自らがまちづくりについて説明をするイベント「かしはらシティフォーラム」。１０月２５日、１０回目を迎える今回のフォーラムは県立医科大学（四条町）にて開催され、大学祭でにぎわうキャンパス内で、市長・医科大学学長・医大生による意見交換も行われました。

第２部の意見交換は、橿原市の良いところや改善してもらいたいこと等、医大生へのアンケートを基に医大生による進行で行われました。

●通学や帰宅時に立ち寄れる本屋さんやカフェが少ない
●街灯が少ないため夜間に不安を感じている
●自転車通学の生徒にとって危険な道がある
●せっかく良いイベントがあるのに、事前にその情報を得ることができず参加できないことが多い
●素晴らしい歴史資産があっても景観上良くないと感じる所がある

など、この他にも多数、とても率直な意見が出ていました。医大生ならではのまちづくりにおける提案もあり、市長も熱心に耳を傾け、特に、このような貴重な意見が埋もれてしまっていることをなんとかしなければと感じたようです。

以前にも、シティフォーラムで市内中学生と市長による意見交換が行われていましたが、今回も「世代を超えた交流」がいかに大切かということを感じました。普段はなかなか異世代交流の機会がありませんが、互いを理解し合うためには、まず「知ることから」なのだとシティフォーラムを通じて改めて感じました。

フォーラムでも医大生から「将来医師になる者として、地域の方との交流をもっと深めていきたい。」という思いが語られていました。

若い世代の投票率低下や政治離れが叫ばれていますが、だからといって何も感じていないわけではないのです。日常生活の中で、心に思っていることはあるんですよね。世代に限らず、表に出てきていない声は多数あると思われます。その心の声を表に出していただくためにどうすればよいのか、当会としても考えてまいりたいですし、ぜひ皆さまにもご意見を賜りたいと存じます。

今回、医大生の皆さんの協力により、素晴らしいシティフォーラムに参加させていただきました。良い意見がたくさん出ていました。どうかまちづくりに生かしていただきたいと思います。