森下ゆたか

奈良県広域消防組合設立式典

Date: 2014年3月28日(金)

広域消防組合設立式典 旗

奈良市、生駒市を除く県内37市町村(11消防本部)でつくる『奈良県広域消防組合』の設立式典が3月28日、かしはら万葉ホールで開催され、11消防本部の各管理者より、統合後の組合管理者である森下豊・橿原市長に消防本部旗が引き継がれました。

命を守る消防を強化するため、全国で例をみない広域化が4月1日より奈良県でスタートします。

高齢化による救急搬送数の増加、市町村の財政難による設備投資の遅れ、また大規模災害への懸念も高まっていることから、2006年、国は消防広域化をすすめるよう指針を発表。小規模な消防本部では体制面で課題があるのです。奈良県の13ある消防本部のうち管轄人口が10万人に満たない消防本部は7つ。

そこで、奈良県では2009年に「消防広域化協議会」を設置し、消防広域化に向けて検討を重ねてきました。立場の異なる組織を統合することは容易ではありませんでした。全国でも経費負担などの問題により広域化がなかなか進んできませんでした。

しかし奈良県では、2011年9月の紀伊半島大水害を経験し、指揮命令系統をうまく機能させるためにはひとつにならないといけないと消防広域化へ向けた動きが一気に加速。それは各市町村の「このままではいけない。地域を守りたい。」という強い思いによるものだったと聞きます。

今回の広域化で管轄人口は90万人となり、広い地域を1つの消防本部が担当することとなります。予算規模が大きくなり、高機能設備を導入することが可能となります。このほか人件費などの経費削減、現場への到着時間の短縮、規模に応じた出動が可能になることなどが期待されています。

「県消防広域化協議会」の会長として広域化に向け、懸命に取り組んできた森下ゆたか。4月1日からは「県広域消防組合」の管理者となります。

広域消防組合設立式典

設立式典で森下組合管理者は「37市町村全ての議会でご承認いただけたことは奇跡的。『地域を守ろう』という皆さんの熱い思いで今日の日を迎えられた。本部旗を受け継ぎ、ずっしりとした重みを感じた。この重みを皆さんと共に育てたい。紀伊半島大水害を経験し、仲間を助けられないもどかしさが大きなエネルギーとなり、広域化実現への動きを一気に加速させた。広域化により壁は取り払われた。今日は『出発式』だと私は思っている。管理者としてこれからしっかり歩んでいきたいし、皆さまにも支えていただきたい。」と述べ、自身の決意と皆さまへのご協力を呼びかけました。

広域化はゴールではなく皆さんの命をまもるための手段であり、ようやくスタートラインに立てた状態です。しかしながら確実に、私たちの「安心」「安全」が確立され始めていると感じます。

【メモ】
今後は段階的に統合され、7年後のに広域化が完了します。
4月1日に統合されるのは11消防本部の総務部門。平成28年には通信部門、33年に全体が統合されます。消防本部は現在の中和広域消防組合消防本部(橿原市)に設置されます。

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2014年3月の声

Date: 2014年3月10日(月)

■2月の県の議会中継で知事がおっしゃっていましたが、『乗り合いタクシー』という観点はどうでしょう。小型タクシーを呼んでも、乗用車ですから4人乗れます。バスと違い、高齢者や障害者にうれしい“ドア トゥー ドア”です。高齢者ならタクシーの中で話もできますし、料金も4人で乗ればかなり安く済みます。タクシーでも大きさは色々あります。小型のタクシーであれば経済的です。病院では送迎バスが出ているところもだんだん増えていますが、いずれにしても乗り合いタクシーというのは良い着眼点だと思います。

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